こんにちは。
今日は久々にブログ投稿しますが、Microsoft 365にはあまり関連しない内容となります。
最近、AIの進化がすごいですね。AIの可能性に私たちは驚かされている日常が続いています。
直近ではGoogle Birdも試用期間ではありますが、利用できるようになっておりこちらはインターネット検索に加えて、スプレッドシートなどへのエクスポートもできてしまうというまさにAI競争真っ只中です。
生成AIの活用とAzure OpenAIについて
今後は生成AIを正しく利活用していくことがビジネス進化への近道になるのではないかと思っているわけですが、一部の企業や地方自治体では利用を禁止しているニュースをたまに拝見します。
その背景としては、やはり以下のような機密情報の漏洩を懸念している企業や自治体が多いのではないでしょうか。
また、機密情報の漏洩だけでなく、入力した情報のデータ保存についても気になるところ。
その一方で利活用する企業や地方自治体もあり、飛び交うニュースを見る限りでは、最近増えている傾向ではないかと思います。
以下ニュースでは、神戸市がMicrosoft 社のChatGPTサービスを使って利用可能な環境を整えていくというもの。
おそらくこれは、Azure OpenAIと想定されます。
上記のニュース記事の中で、こんな内容が書かれています。
米Microsoftが提供するChatGPTサービスの活用によって、「入力データが学習に使われない」「入力データの履歴が保存されない」「国内法が適用される」ことで、情報の漏洩、捏造、拡散のリスクを大幅に低減する。
確かに以下Azure OpenAIの記事を読み漁っている限り、Microsoftでは、顧客データにはアクセスしないと記述されていました。
最近、私もプライベートでデプロイを始めましたがコンテンツフィルタリングやファイアウォールおよびネットワーク制御などの豊富なセキュリティ機能も提供されており、特にセキュリティを意識する企業や自治体様ではこれを利用しない手はないかもしれませんね。
こちらに素晴らしい記事があります。めちゃ参考になります。!
ただ、上記Azure OpenAIサービスでは、APIまたはOpen AI Studioを介して質問事項などの情報を送信する必要があります。
おそらくは、独自のGUI画面をアプリケーションで生成し、APIを介して利用する方法が多いのではないかと思います。
※Open AI Studioは結構細かい画面になっていて、ユーザー様がを使って情報送信する方法はあまり考えにくいかもしれません。。。
また、Azure Opne AIはトークンごとにお金を取られてしまいます。(いわば従量課金制)
普段、個人利用しているChatGPTはAPIではなくチャット利用であれば月額または無料で利用が可能のため、どうしても費用(予算)との兼ね合いから利用可否が分かれてしまうかもしれません。
ですが、このままChatGPTの利用を禁止している状態、もしくは利用は許可しているが機密情報が漏洩してしまう状態で放置してもよくありません。
機密情報の送信をブロックする Windowsアプリ
そこで最低限、機密情報の送信をブロックできる機能を搭載したWindows アプリケーションを知人と開発してみました。
セキュリティ対策はもちろん導入していく必要があることは皆さんもご存じかと思います。しかしながら予算の都合上、導入したくても導入できないケースだってあると思います。
限りある予算で少しでも前に進むためにお力添えができればと願い、作成しています。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
私たちは今後、AIの力を正しく最大限に活用することができれば人々の生活がより豊かになる可能性があります。ただ、AIは常に進化をしている一方でその進化がもたらすリスクを適切に管理することが大切ではないかと思います。
最後に紹介したアプリもその一環であり、今後もアップデートを続けていく必要があります。
些細ではありますが、この活動がChatGPTを安全に利用するための支えになれば幸いです。
それではまた。